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【おすすめ書籍】薬剤師・薬学生におすすめ「薬がみえる」を徹底紹介

○この記事は10分23秒で読めます

こんばんは、ちゃそ(@yakuchaso66)です。
今日はおすすめの専門書「薬がみえる」の紹介記事です!

ちゃそが初めて「薬がみえる」に出会ったのは、病院実習中の薬学部5年生の時でした。

その時までは薬がみえるとか病気がみえるの存在を知りませんでした、、、(←なんて奴だ)

実習先の病院ではわからない事がたくさんありすぎて、「薬がみえる」で調べまくっていました😭

フルカラーで見やすく、イラストや表が多くてとにかくわかりやすいとめちゃくちゃ感動したことをいまだに覚えています。

知る人ぞ知る「薬がみえる」ですが、これから購入を考えている方や、存在を初めて知った薬学生などの助けになる記事を書こう!と思い今回このタイトルにしました。

✅この記事を読んで分かること

・薬がみえるとはなんたるや

・薬がみえるvol.1〜vol.4の内容

・薬がみえるvol.1の第2版では何が変わったのか?

・薬剤師におすすめのポイント

・薬学生におすすめのポイント

では、見ていきましょう😆

薬がみえるとは

株式会社メディックメディアさんから発行されています。

「病気がみえる」シリーズの姉妹版として「薬」と「病気」をつなげて学べる本を目指して企画されたシリーズだそうです。

書籍にも記載がありますが、薬がみえるの特徴は以下の8つになっているそうです。

✅薬がみえるの特徴

①生理(正常)→病態生理(病気)→薬理(治療)をつなげて分かるようにすること。
②主要疾患は病態・症状・検査・診断・治療などの全体像が十分把握できるレベルで記載すること。
③疾患ごとに薬物療法の目的と位置付けを明確にすること。
④薬物を個々に解説するだけでなく、できるだけ「まとめ」の表を入れて整理すること。
⑤欄外における商品名(実務実習で役立つよう)、用語解説、略語のフルスペルの掲載。
⑥本書内や別巻、「病気がみえる」への細やかな参照ページの掲載。
⑦薬理学の先生だけでなく、各疾患の専門医の先生にも監修陣に加わっていただくこと。
過去10年分の薬剤師国家試験における「薬理」「病態・薬物治療」の出題内容を反映

すごくないですか?

しっかり薬学部での各科目同士の横のつながりが意識されていることや、薬剤師国家試験の問題が反映されているなど薬学生や薬剤師のことがしっかり考えられているなと感じますね。

薬がみえるは全4冊(2021.4.13現在)

2021年4月現在では、病態薬物治療・薬理学中心のvol.1〜vol.3
薬剤8割と実務が2割くらいの配分で掲載されているvol.4の全4冊で構成されています。

ここからは全4冊の紹介をしていきます😆

vol.1

薬がみえる vol.1

・発売日:2014年10月10日

・ページ数:496p

・収録範囲:神経系の疾患と薬、循環器系の疾患と薬、腎・泌尿器系の疾患と薬

↑こちらは第1版です。

個人的に薬学部時代に苦手だった「神経系」の分野がわかりやすく表でまとまっており、大変見易かったので勉強になりました。

そして6年半の時を経て、2021年4月に待望の第2版が発売されました。

第2版はこちら👇

薬がみえる vol.1 第2版

・発売日:2021年4月14日

・ページ数:576p

・収録範囲:神経系の疾患と薬、循環器系の疾患と薬、腎・泌尿器系の疾患と薬、
漢方薬←New!

収録範囲詳細

神経系の構造と機能
― 神経系総論

自律神経系に作用する薬
― 自律神経総論
― 交感神経に作用する薬
― アドレナリン作動薬
― 抗アドレナリン薬
― 副交感神経に作用する薬
― コリン作動薬
― 抗コリン薬

体性神経系・筋の疾患と薬
― 局所麻酔薬
― 筋弛緩薬
― 体性神経系・筋の疾患

中枢神経系の疾患と薬
― 全身麻酔薬
― 鎮痛薬
― 中枢神経疾患治療薬
― てんかん
― パーキンソン病
― 認知症
― 多発性硬化症
― 脳血管障害
― 脳梗塞
― 一過性脳虚血発作(TIA)
― 脳内出血
― くも膜下出血
― 片頭痛
― 精神疾患治療薬
― 統合失調症
― 気分障害
― うつ病(DSM-5)/大うつ病性障害
― 双極性障害
― 不眠症
― 神経症性障害
― 注意欠陥・多動性障害(ADHD)
― 薬物依存症

循環器系の疾患と薬
― 循環器の構造と機能
― 循環器疾患治療薬
― 心不全
― 虚血性心疾患
― 不整脈
― 血圧異常
― その他の循環器疾患

腎・泌尿器系の疾患と薬
― 利尿薬
― 糸球体疾患
― 腎不全
― 尿路結石
― 過活動・低活動膀胱
― 前立腺肥大症(BPH)
― 勃起不全(ED)

漢方薬←New!
― 漢方医学
― 漢方薬
― 生薬
― 呼吸器系疾患に用いる漢方薬
― 消化器系疾患に用いる漢方薬
― 腎・泌尿器系疾患に用いる漢方薬
― 循環器疾患に用いる漢方薬
― 精神・神経系疾患に用いる漢方薬
― 婦人科系疾患に用いる漢方薬
― その他の漢方薬

第2版は初代に比べて表紙の緑が薄くなっていますね😆

ページ数は80ページ増えています。

第1版と比較して漢方薬の範囲が追加されました。

また、公式サイトではこれ以外にも改訂にあたって強化された部分が発表されています。

心不全、虚血性心疾患、腎不全を中心に、ガイドラインの更新を反映。
核酸医薬品や新規の抗精神病薬、抗うつ薬、心不全治療薬の解説を新規追加。また、新規抗てんかん薬、睡眠薬の解説も充実化。
公式サイト引用

第1版よりさらにパワーアップした薬がみえるvol.1も見逃せないですね😆

ちゃそももちろん注文しました!

今から届くのが楽しみです。

vol.2

薬がみえる vol.2

・発売日:2015年7月8日

・ページ数:496p

・収録範囲:代謝系の疾患と薬、内分泌系の疾患と薬、産婦人科系の疾患と薬、血液系の疾患と薬、免疫・炎症・アレルギー疾患と薬、眼・耳・皮膚の疾患と薬

収録範囲詳細

糖・脂質代謝の疾患と薬
― 糖尿病
― 糖尿病急性合併症
― 糖尿病慢性合併症
― 脂質異常症
― メタボリックシンドローム
― 高尿酸血症・痛風

骨・関節・カルシウム代謝の疾患と薬
― 骨粗鬆症
― その他の骨・関節疾患

内分泌系の疾患と薬
― 内分泌総論
― 視床下部-下垂体ホルモン
― 甲状腺ホルモン
― 副甲状腺ホルモン
― 副腎皮質ホルモン
― 副腎髄質ホルモン
― 性ホルモン

産婦人科系の疾患と薬
― 女性の内分泌・生殖器疾患
― 妊娠・分娩
― 妊娠・授乳と薬物

血液系の疾患と薬
― 血液総論
― 止血機構
― 止血薬
― 抗血栓薬と血栓溶解薬
― 赤血球の異常
― 白血球の異常
― 止血機構の異常

免疫・炎症・アレルギー系の疾患と薬
― 免疫総論
― 免疫系に作用する薬
― 移植医療
(拒絶反応と移植片対宿主病〔GVHD〕)
― 抗炎症薬
― アレルギー
― 抗アレルギー薬
― 自己免疫疾患総論
― 関節リウマチと自己免疫疾患

眼の疾患と薬
― 眼科総論
― 緑内障
― 白内障
― 加齢黄斑変性
― その他の眼科疾患

耳鼻咽喉の疾患と薬
― 耳の疾患
― 鼻の疾患
― 咽頭・喉頭の疾患

皮膚の疾患と薬
― 皮膚科総論
― アトピー性皮膚炎
― じんま疹
― 接触皮膚炎
― 褥瘡
― その他の皮膚疾患

こちらも苦手だった血液系の疾患で特に助けてもらいました。

イラストが可愛いのでとにかく見ていて飽きないのもポイントかなと思います。

vol.3

薬がみえる vol.3

・発売日:2016年11月30日

・ページ数:628p

・収録範囲:消化器系の疾患と薬、呼吸器系の疾患と薬、感染症と薬、悪性腫瘍と薬

収録範囲詳細

消化器系の疾患と薬
― 消化器総論
― 消化管総論
― 食欲・消化作用薬
― 制吐薬
― 止痢薬
― 下剤
― 胃食道逆流症(GERD)
― 消化性潰瘍
― 炎症性腸疾患(IBD)
― 機能性消化管障害(FGID)
― 薬剤性腸炎
― 肛門部疾患
― 肝臓・胆道・膵臓総論
― 肝炎総論
― ウイルス性肝炎
― 肝硬変
― 薬物性肝障害
― その他の肝炎・肝障害
― 胆石症
― 膵炎

呼吸器系の疾患と薬
― 呼吸器総論
― 喘息(気管支喘息)
― COPD(慢性閉塞性肺疾患)
― 間質性肺炎

感染症と薬
― 感染症
― 細菌
― 抗菌薬
― 細胞壁合成阻害薬
― タンパク質合成阻害薬
― 核酸合成阻害薬
― 葉酸合成阻害薬
― 細胞膜機能障害薬
― 抗結核薬
― 薬剤耐性菌の治療薬

― 細菌感染症
― 呼吸器感染症
― 消化器感染症
― 感覚器感染症
― 尿路感染症
― 性感染症
― 中枢神経系感染症
― 循環器・胸膜感染症
― 皮膚感染症
― 全身感染症
― ウイルス総論
― かぜ症候群
― インフルエンザ
― ヘルペスウイルス感染症
― HIV感染症/AIDS
― その他のウイルス感染症
― 真菌
― 抗真菌薬
― 真菌感染症
― 寄生虫
― 原虫感染症
― 蠕虫感染症

悪性腫瘍と薬
― 悪性腫瘍総論
― 悪性腫瘍の治療
― 抗がん薬総論
― 化学療法薬
― 分子標的薬
― 免疫チェックポイント阻害薬
― ホルモン療法薬
― 支持療法
― 呼吸器のがん
― 消化器のがん
― 乳房のがん
― 婦人科のがん
― 泌尿器のがん
― 脳腫瘍
― 頭頸部のがん
― 悪性軟部腫瘍(軟部肉腫)
― 骨のがん
― 皮膚のがん
― 原発不明がん
― 緩和医療(緩和ケア)

感染症の分野とがんの分野がこれだけわかりやすくまとめられている本はなかなかないなあと感じています。

文字ばかりの薬学の教科書の難しい表現に頭を悩ませる方も多いと思いますが、
そういう方にこそ、このvol.3はおすすめできるかなと思います。

vol.4

薬がみえる vol.4

・発売日:2020年4月28日

・ページ数:384p

・収録範囲:薬力学、薬物動態学、相互作用、製剤学、薬剤の使用と実務

収録範囲詳細

薬力学
― 薬理学総論
― 薬の作用様式
― 標的分子
― 副作用と有害事象
― 薬力学の理論

薬物動態学
― 薬物の体内動態
― 生体膜透過
― 吸収
― 分布
― 代謝
― 排泄
― 薬物動態変動
― 薬物動態パラメータ
― 薬物速度論
― 線形1-コンパートメントモデル
― 線形2-コンパートメントモデル
― 非線形性の薬物動態学
― 生理学的モデル
― モデル非依存的な解析法
― PK/PD理論
― TDM
― 重要な式まとめ

相互作用
― 相互作用

製剤学
― 製剤学とは
― 経口投与する製剤
― 口腔内に適用する製剤
― 注射により投与する製剤
― 気管支・肺に適用する製剤
― 目に投与する製剤
― 耳に投与する製剤
― 鼻に適用する製剤
― 直腸に適用する製剤
― 腟に適用する製剤
― 皮膚などに適用する製剤
― 漢方製剤
― 添加剤
― 容器・包装
― DDS総論
― 放出制御
― 吸収改善
― ターゲティング
― プロドラッグ

薬剤の使用と実務
― 医薬品
― 医薬品情報
― 処方箋
― 用法・用量
― 禁忌・警告
― 配合変化
― 服薬指導
― 小児の薬学的管理
― 高齢者の薬学的管理
― ポリファーマシー

vol.4は私が薬剤師になった年に発売されたものですが、正直にいって薬学生時代に発売して欲しかったと思える1冊です。

薬剤師になってからも剤形のこととかで気になる事があると見ています。

薬物動態学の部分では、公式の展開や導入が詳しく書いてあるので、「どうしてこの公式を使うのか」がわかりやすいなと感じています。

公式に出てくる記号が何を表しているのか、単位は何かもしっかり記載がありますので、頭の中を整理しながら読み進めていけるかと思います。

薬剤師への薬がみえるのおすすめポイント

strict female teacher with book pointing at scribbled blackboard
Photo by Andrea Piacquadio on Pexels.com

新人薬剤師さんは薬学部時代にうろ覚えだった箇所や、薬剤師として実際に臨床の現場に出た時に疑問に思ったことをその都度調べるのに使うのがおすすめです。

実際ちゃそはそんな感じで1年目の時は使っていました。

薬がみえる以外にも新人薬剤師さんにおすすめの本はたくさんありますので、良ければ下の記事も併せて読んでみてくださいね。

2年目以降もその都度疑問点が出てきた時に使うつもりです。

病態→薬理・薬物治療の流れを確かめたい時や、知識を整理したい時に使えるなと感じています。

薬学生への薬がみえるのおすすめポイント

大学の講義で使う教科書にしろ、青本にしろ言える事ですが、単調なものが多いので読んでいて飽きてしまうものが多いかと思います。

薬がみえるは表・イラスト・写真・化学構造などが豊富なので、ただ文章を読むということにはなりにくく、視覚で覚えられる部分が多いです。

あとは何よりどの単元にも言えることですが「まとまっている」ということです。

複雑な薬学の勉強の中でこれだけ綺麗にまとまっている書籍があるのは非常にありがたいことかなと思います。

低学年、中学年では、教科書のわからないところを調べる・知識の補完に使うのがおすすめです。

5年生では病院・薬局実習でその日学んだ範囲を見て理解を深めることに使うと良いでしょう。

6年生の時は苦手な範囲やうろ覚えな範囲の復習に、青本等での勉強に+αで使うことをおすすめします。

青本の使い方や薬学部6年生の時の薬剤師国家試験に向けた勉強法で迷っている方は下の記事も読んでみてください。

まとめ

いかがでしたか?

今回は「薬がみえる」の紹介記事でした😆

vol.2以降の大改訂もあるのか?今後の動きに期待ですね。

少しでも皆さんに薬がみえるのことを知ってもらえたり、興味を持つきっかけになれていたら幸いです。

ではでは今日はこの辺で。

最後まで読んでくださりありがとうございました😆

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ちゃそchaso
\私の勉強、誰かの学びに/|第105回薬剤師国家試験合格→東北の薬局薬剤師→フリーランス薬剤師|Twitter2600フォロワー・Instagram1800フォロワー突破|▶︎アロマテラピーアドバイザー|▶︎サプリメントアドバイザー|▶︎女性の健康アドバイザー|▶︎研修認定薬剤師|【好きな分野】予防医学&糖尿病&漢方薬・中医学→国際中医師の資格取得予定|薬局さんのHP運営・インスタ運営・書籍のコラム執筆等のお仕事もしています。詳しいプロフィールは地球儀マークを押してみてね↓