今回は105回薬剤師国家試験を現役合格した自分が6年生の時にやっていた勉強法について紹介していこうと思います🙆♀️
この記事を読んでわかること
- ちゃそが6年生の時に実際に使っていた教材
- 青本の使い方
- 領域別既出問題集の使い方
- 過去問の使い方
- 卒試・国試直前期のまとめノートの作り方
6年生の勉強の始め方等で迷った方はこちらもご覧ください。
実際にインスタで薬学部6年生になる方々から寄せられた質問に回答しています。
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薬学生からのインスタ質問合同企画 〜第2弾「新5、6年生編」〜
前回から始まった「薬学生からのインスタ質問合同企画」第2弾です。今回は「新5、6年生編」と題しまして、お送りします。第1弾も大変好評でして、ありがたいことに、薬学生の方から追加の質問や感想を頂きました。前回同様、horiさんも記事を作成してくださってます。ではでは、行ってみましょう😆
使っていた教材

実際に6年生の時に私が使っていた教材は至ってシンプルでした。
ちゃそが実際に使用していた教材
- 青本
- 薬ゼミの領域別既出問題集
- 国試の過去問
- もしの過去問
- 卒試の過去問
え、これだけ?ってなる方もいるとは思いますが、ホントにこれだけですw
焦ってくるとあれもこれもと色んな教材に手を出す人もいますが、私が伝えたいのは
「色んな教材に手を出すより同じ教材を2周、3周とした方がちゃんと身に付く」
ってこと。
「あれもこれもって手を付けるとどれも中途半端で終わりました」なんてことになりかねません。
そうなると逆に不安になってきます。
1つの教材を何回も繰り返す方が「あ、分かってきた」とか模試とか卒試中に「これ○○の何ページに載ってたな、思い出せそう」とか自信にも繋がりやすいです。
実際、ちゃそも既出問題集は2周、青本は約3周しました🙆♀️
青本の使い方
6年生の時に約3周した青本、実際どういう風に使っていたかを紹介します。
4月にその年度版の青本が発売されるのはみなさんもご存知の通りだと思います。
まず青本をGETして最初にしたことは、、、
インデックス(見出し)を付ける

上が薬理で下が衛生の青本。
どこになんの範囲があるのか視覚的にすぐ分かる。
めちゃくちゃオススメです。
個人的には青本は辞書みたいなものとして使っていたので、分からないところやうろ覚えなところ、模試直前に確認したいところなどは全部青本を見返していました。
見出しを付けていたおかげでいちいち目次を見ずともぱぱっと開けて使い勝手が良かったです🙆♀️
青本を進めるペース
- 4月-9月 青本1周目
- 10月−11月 青本2周目
- 12月−2月 青本3周目
こんな感じのペースでした。
正直1周目はめちゃくちゃ時間がかかります。
これは問題集を解いていく時にも言える事なのですが、仕方ないことです。
「全然進まないどうしよう」とかは思わず少しづつでもいいので毎日継続してみてください。
2周目以降は1周目と比べ物にならないくらい早く進むから大丈夫です👌
青本の使い方
前置きはこのくらいにして肝心の青本の中身の使い方はと言いますと、私の大学には薬ゼミの講師陣が講義をしに来て下さっていたので授業内容は基本青本に書き込んでいました。

書きすぎてすごいことになってるけど、自分が分かればそれでよしw
あとは模試終わりや卒試終わり、過去問を解いたりした時に+αの知識をふせんに書いてペタペタ貼ったり、直接書き込んだりしていました。
問題ページも同様に使っていました。
解説の大事だと思うところに蛍光ペンでマークもしていました。
私は問題を解く時に、ただ正解の記述を見つけるだけでなく、誤りの記述は一体どこが間違えているのかまで考えて勉強するようにしていたので、直接赤下敷きで消えるフリクションペンで誤りの記述を正しく直しながら問題を解いていました。

あとは解説の重要箇所にはマーカー!
領域別既出問題集
領域別既出問題集は、正直なことをいうと5年生のうちに1周終わらせていました。
なので、振り返りと問題の出題傾向を掴むために夏休み前までにもう一周していたという感じです。
こちらの使い方もインデックスをつけていた、解説の重要箇所にマーカー、+αの書き込みやふせん貼りをする面は同じ。

あとは間違えた問題はすぐ分かるように目印に細めのふせんを付けていました。
最初のころはすごい数のふせんがつきます。(どんだけ解けなかったのよ)
そして一通り解き終わったあとは、気が向いた時に間違えた問題だけ再度解いてみて、できるようになったら間違った目印用のふせんは外していました。
そうすると段々と解けない問題の目印用ふせんが少なくなってくるので、自分の成長が目に見えてわかってきます。(これ結構達成感あっていいですよ🙆♀️)

追加情報をふせんに書いてぺたぺた。

これはメンタル面の話になってきますが自己肯定感を上げるのはこの山場の6年生を乗り越える上では結構大事です😂
過去問
国試の過去問は96回~104回の9年分は手つけてました。(ここだけの話理論問題は嫌いすぎて全部には手付けてません)
よく過去問は10年分やるべしなんて聞きますよね。
出題傾向や頻度を掴む上では国試の過去問にトライするのはとても大事です。
ただ勘違いしないで欲しいのは「過去問マスター」にはならないで欲しいってこと。
過去問に頼りすぎると新出題傾向や初めて出会った問題で太刀打ちできないどころかパニクってまともな思考になりません。
過去問を解くのはあくまで出題傾向を掴むため、自分の苦手箇所を明らかにするためのデータ分析であると思っておくことをオススメします👌
国試の過去問は青本の勉強と両立してやってました。(青本に飽きた時などなどや授業中の内職などなど←良い子は真似しないでねw)
国試の過去問の勉強の仕方としては、まずは必須問題だけを10年分解ききりました。
必須は時間もかからないし、単純に何は覚えられていて、何は覚えられていないかが明確にわかるのでここである程度、自分が覚えられていない範囲をハッキリさせておいてました。
青本などで勉強する時に「ここは覚えられてないからすこし時間をかけてやろう」と検討をつけておくことができるので後々の勉強が楽です。
その後実践問題を解き、気分が乗った時は理論問題も解いていきました。(理論嫌いすぎて後回しにしてたのは反省点です😇)
卒試、模試の過去問はそれぞれ卒試前、模試前に解いてました!もちろん解説にも覚えておいた方が良い情報がたくさんあるのでよく読んでました👌
この問題演習で新しく知った事も青本に書き込んで追加しておくとなおよしです🙆♀️
まとめノート
まとめノートもふせんを使ったまとめ方で作っていました🙌
しかしまぁ国試が終わった直後はまさか自分が今のように人のために発信することを始めるとは全く思ってもいなかったので、その時のルーズリーフは全部捨ててしまいました😢
一部国試直前にまとめていたものが残っていたので大して参考にならないかもしれませんが一例として載せておきます。


ほんとざっくりなやつだけど。
とにかく不安なところは書き出してました。
ここまで色々と説明してきましたが、最後にこれだけは覚えておいて欲しいってことをまとめます!!!
ここまでのまとめ
- いろんな教材に手を出すより、自分がコレ!と決めたものを何周もするべし!
- 参考書や問題集は自分オリジナルのものへとカスタマイズしていくべし!(ふせん、マーカー、書き込み、見出しを作る等々)
- 苦手、うろ覚えの箇所は明確にしておくべし!
- 問題はただ正解を見つけるだけでなく、どこが間違えているのかまで答えられてこそ真の理解と思うべし!
とまぁこんな感じです。
正直最後の6年生の1年間、ずっとモチベーションとメンタルを保ちきるのは至難の業です😢
わたしも焦った時期、不安になった時期、もちろんありました。
それでも最後まで諦めない気持ちを持ち続けた人が乗り越えていけると思っています。
大事なのは自分の弱さに勝つこと、
自分に合った勉強法を見つけること
だと私は思っています。
なかなか集中力が続かない
そんな人は15分でも30分でも1時間でもいいから毎日机に向かう努力をしてみて下さい。継続は力なりです。習慣化していけばそれが当たり前になって、続けて行けるようになるはずです。
あとは、今の時点でなかなか成績が上がらない、問題が解けないとか悩むこともあるかと思います。
でも努力を重ねていけば、もちろん人によってペースは違いますが少しずつ成長できるはずです。
特に現役生は最後まで伸び代しかありません。
できなくて落ち込むよりも、少しでも昨日の自分よりできるようになったことがあったら、自分を褒めてあげてください。
それがモチベーションの維持には意外と必要不可欠だったりしますので、、、
今はまだ無理でも、最後の国試で合格すればいんです!!!!!!!
どうか皆さんの努力が実りますように!!!
心の底から応援しています🙆♀️
でわでわ今回はこの辺で!
ここまで読んでくださりありがとうございました🙇♀️
他にも、、、
国試当日や直前の勉強法・過ごし方が不安な方はこちらの記事も読んでみて参考にして下さい。
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今回は「国試の会場・過ごし方」の記事ということで、私が実際に受けた【第105回薬剤師国家試験】は実際どんな感じだったのか、というところを書いていければと思います。初めていく会場に不安がある受験生は多いかと思います。慣れない場所で変に動揺しないように今から情報は入れておきましょう😆
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